『日本経済新聞』2008年4月5日付

中東各国、日本の大学と交流強化


中東各国政府が日本の大学との間で交流強化に動き出した。エジプトやサウジアラビアなどの政府が先端産業育成に役立てるため、情報通信、工学、省エネ技術などの分野で研究教育を活発にするほか、日本への留学生を増やす考え。

エジプト政府は同国第二の都市アレクサンドリア近郊に建設する「日本エジプト科学技術大学」に関して、日本の大学や政府に研究設備や教員、資金面で支援を打診中。早稲田大学、九州大学などと連携を目指す。情報通信、ロボット工学、材料科学などを柱に据える。