『長崎新聞』2008年4月3日付

長崎大が教職カリキュラムで協定 JAXA、県内5大学と


長崎大(齋藤寛学長)はこのほど、今月開設する教員養成のための大学院教育学研究科「教職実践専攻」のカリキュラムを連携して進めるための協定を県内五つの公私立大、JAXA(宇宙航空研究開発機構)と結んだ。

従来の学校教育専攻を廃止し、文部科学省の教職大学院制度を活用した専攻を新設。子ども理解・特別支援教育実践、学校運営・授業実践開発など四コースを設置。県、市町教委との連携も図り、県内の小、中学校での実習に重点を置いたカリキュラムで人材を育成する。

県立大、長崎国際大、長崎ウエスレヤン大、長崎外国語大、長崎総科大の各連携大とJAXAから各一人の講師を受け入れる。締結に際し、長崎大の福永博俊理事は「県全体を通じて、資質の高い教員の育成に努めたい」と語った。