『山形新聞』2008年4月3日付

荘内銀が山形大院生ローン 授業料や学会出席旅費に


荘内銀行は2日、山形大と協定を結び、授業料や学会出席旅費などに使える「山形大学大学院奨学ローン」の取り扱いを始めた。大学院生が研究に専念できるようにするのが狙いで、県内初の大学院生専用ローン。修了後に県内の企業などで勤務する場合はさらに金利を優遇し、地元就職も支援する。

対象は山形大が推薦する大学院生で、入学金や授業料、図書購入費、海外を含む学会参加費などに使用できる。融資額は10万円以上300万円以下で、在学中は元本の返済を据え置くことができる。金利は変動金利で年2.6%(今月2日現在)。大学院生が県内企業などに就職した場合、その段階から金利をさらに0.5%優遇する。

荘内銀行と山形大は連携協力協定を結んでおり、産学連携活動を資金的にサポートするためにも、新たに奨学ローンの制度を設けたという。