『陸奥新報』2008年3月26日付

弘大理工学部と八高専が連携大学院の協定締結


弘前大学理工学研究科(南條宏肇研究科長)と八戸工業高等専門学校(井口泰孝校長)は25日、連携大学院の協定を結んだ。弘大理工学部長室で連携教員を設けるなど、相互に知を共有し、地域活性化を図る。

連携大学院は、大学院理工学研究科博士後期課程で県内の研究所から教員を迎えたり、学生を派遣するなどして連携を図ることによってり、教育研究を充実させ、地域に還元させる狙いを持つ。同研究科は既に県工業総合研究センターと協定を結んでいる。

調印式では、南條研究科長と井口校長が連携教員や研究指導、知的財産権の取り扱いなど12条から成る協定書に調印。南條研究科長は「本県は優秀な人材を受け入れる基盤が弱い。協力し、まずは地域を活性化させたい」井口校長は「これまで地元の国立大学である弘大とのつながりが薄かった。本県の高等教育機関でまとまって取り組むことが大事だ」と語った。