『京都新聞』2008年3月14日付

教育研究で包括的に連携
工繊大と京産大が協定締結


京都工芸繊維大(京都市左京区)と京都産業大(北区)は14日、教育研究での包括的な連携に向けて協定を締結した。京産大の坂井東洋男学長が同日、工繊大を訪れ、江島義道と協定書を交わした。国立私立を超えた包括協定は、両大学ともに初めて。

大学のキャンパスが近いことから連携を協議、学生や研究者の交流の促進と、教育研究の発展のための共同事業の推進に合意した。文部科学省が検討している国公私立を超えた大学連携プロジェクトへの応募についても2大学で今後さらに協議を進める。

坂井学長は「社会科学や人文科学で京都産業大の強みを生かしたり、自然科学系でお互いのエネルギーを高めたりと、協力を進めたい」と期待を述べ、江島学長は「理科系の学生にとって、近くの大学なら行き来しやすい。グラウンドや施設の共同利用もできれば」と話していた。