『北海道新聞』2008年3月13日付

北洋銀、新年度に道内5大学と共同研究 研究費用を負担


北洋銀行は十二日、道内の五つの大学それぞれと、新年度に共同研究を行うことを明らかにした。地域への貢献を強化することを目指し、本年度の二大学から大幅に増やした。

同行が共同研究を行うのは北大、室工大、帯畜大、北見工大、小樽商大。研究テーマは、世界最高レベルの清浄空間を提供するシステムの実用化(北大)や、自動車産業集積の要件に関する調査(室工大)など、いずれも地域づくりや道内経済活性化につながる内容。同行が研究費用などを負担する。

同行は二〇〇五年度以降、これらの五大学と順次包括連携協定を結び、セミナー開催やインターンシップ受け入れなどで支援してきた。また、本年度は室工大、帯畜大二校と共同研究を進めてきた。

共同研究の対象を増やすことで、新年度の同行の支援額の合計は本年度の三倍弱になる見通し。同行は「今後も大学との連携を深め、積極的に地域貢献していきたい」としている。