『岩手日報』2008年2月28日付

産学連携強化で協定 一関高専・国民生活金融公庫


一関市の一関高専(丹野浩一校長)と国民生活金融公庫一関支店(丹野寛志支店長)は27日、地場中小企業、地域社会への貢献を目指し「産学連携の協力推進に関する覚書」を締結した。

調印式は同校で行われ、丹野校長と丹野支店長が調印し、覚書を交換した。丹野支店長は「緊密な情報交換を基本に地域の活性化のため連携を強化したい」とあいさつ。丹野校長は「支店のエリアは宮城県北から県南と一関高専の活動地域と一致している。比較的早い時期に成果が出ると思う」と語った。

今後、両者は▽中小企業の技術的な課題の取り次ぎ▽技術・金融相談▽情報交換−などを行う。

一関高専は既にいわて産学連携推進協議会(リエゾン−T)などを通じて岩手銀行など6金融機関と提携。国民生活金融公庫は全国で大学16校、高専2校と連携している。県内の研究教育機関と同公庫が協定を結ぶのは初めて。