『愛媛新聞』2008年2月27日付

産官学で最先端情報技術の研究会、4月発足へ


松山市、愛媛大、松山商工会議所などは27日、産学官が連携して最先端情報技術を研究する「e―まつやま最先端情報技術研究会」を4月に発足させると発表した。2008―09年度は米国の民間企業が運営するインターネット上のバーチャル世界に道後温泉本館など松山の観光拠点を設立し、観光振興や情報技術者育成を目指す。

松山市文京町の愛媛大で同日、会見を開き、同大の小松正幸学長は「人材育成、学術研究を通じた地域貢献が大学の役割。研究会はその具現化となる」と説明。松山商工会議所の麻生俊介会頭は「地域産業活性化を推進する産学官連携モデルの良い一例になる」と期待を込めた。中村時広市長は「研究だけでなく、産業育成、経済活性に役立つよう努力したい」と語った。