『山形新聞』2008年2月20日付

山形大の将来構想策定へ プロジェクトチームを設置


山形大は19日、同大の将来構想を策定する「『山形大学のグランドデザイン』策定プロジェクトチーム」を設置したことを明らかにした。本年度内に構想の大枠となる素案を作り、2008年7月に最終案を策定する方針だ。

同大が現在進めている第1期中期目標・中期計画(1992−2009年度)は、01年に策定した将来構想「山形大学のあるべき姿−21世紀を展望した山形大学の将来像」がベース。しかし、この将来構想は国立大の法人化を前提としていなかった。

同大は近く、次期中期目標・中期計画の作成に向けた作業を始めるが、前提となる新たな構想も策定する必要があるため、プロジェクトチームで検討することにした。チームは、評価担当の河田純男理事をリーダーとし、各学部推薦教員、経営協議会委員、事務職員と、人文、医学の両学部から選ばれた2人の学生を加えた計11人で構成。今月上旬に初会合を開き、検討を始めた。

今後は、月2回ペースで会合を開き、3月末に素案を作成。7月末までに最終案「山形大学のグランドデザイン−きらりと光る大学へ」(仮称)を策定する。結城章夫学長は「今後20、30年を見越し、これからの5年は何を目指していくのかということを考えていきたい」と話している。