『室蘭民報』2008年2月14日付

室蘭工大が研究生らの授業料など大幅引き下げ


室蘭工業大学(松岡健一学長)は13日、新年度から科目等履修生と研究生の入学料と検定料、授業料を大幅に引き下げると発表した。社会人など一般市民が興味を持った講座を受講できる科目等受講生は従来、2単位の講座を受講するのに約7万円かかったが、2万円程度で可能になる。生涯学習の促進に大きな助けとなり注目されそうだ。

科目等履修生は、授業料(1単位当たり)1万4800円を5000円に、入学料は2万8200円を5000円に、検定料は9800円を5000円にそれぞれ引き下げる。

研究生は、授業料(月額)2万9700円を1万円に、入学料は8万4600円を1万円に、検定料は9800円を5000円にそれぞれ減額する。

科目等履修生は19年度5人、研究生は同7人が在籍。例年10人前後にとどまっている。納付金の引き下げで志願者を増やし、学生数の確保につなげる狙いがある。

研究生は、室工大で特定の研究課題について研究を志す大学卒業、または同等以上の資格を持った人が対象。研究生は大学院に進学するケースが多いため、大学側の期待は大きい。

新年度の研究生、科目等履修生の募集は今月25日から3月12日まで。室工大では納付金の減額に伴う収入減を見越した上で「たくさんの人々に室工大で学んでほしい」とPRしている。

詳しくは同大教務課教育支援係、電話0143・46局5109番へ。