『中日新聞』2008年2月6日付

名市大と名城大が共同で大学院設置へ 光医療工学で連携協定


名古屋市立大(同市瑞穂区)と名城大(同市天白区)は5日、医療、理工学分野で数年以内に共同の大学院設置に向けた学術連携協定を結んだ。環境と患者に優しい最先端の光医療工学の開発拠点づくりを目指す。

名市大では、発光ダイオード(LED)などを使った光医療はアトピー性皮膚炎などの難治性皮膚疾患や眼科疾患、内視鏡診断治療への応用が進む。一方、名城大はLEDやナノ材料分野で世界的権威の赤崎勇教授や飯島澄男教授を擁し、発光素子研究開発の最先端技術を持つ。連携で名古屋を光医療工学の先進地とする狙い。

協定書調印式で名市大の西野仁雄学長、名城大の下山宏学長は「今回の連携をきっかけに地域、社会貢献を積極的に進めたい」と抱負を語った。