共同通信配信記事 2008年2月2日付

留学生9400人が学位 06年度、学生支援機構調査


日本の大学院に在籍した留学生のうち2006年度に修士号や博士号の学位を取得したのは計9446人に上り、01年度からの5年で86%増えたことが2日、日本学生支援機構の調査で分かった。

専門職大学院の修了者に与えられる専門職学位も、法科大学院の修了者を含め141人が取得した。

日本の大学院で学ぶ留学生は年々増加し、07年度は3万1592人と過去最高を記録。機構は「中教審が03年に留学生の積極的な受け入れを提言して以降、各大学院が制度を充実させてきたことが背景にあるのではないか」と分析している。

調査によると、06年度に修士号を取得した留学生は6900人で、84%が2年の標準年限内で取得した。専攻別では政治学や経済学など社会科学が2637人と最も多く、工学、人文科学、教育が続いた。