時事通信配信記事 2008年2月1日付

名古屋市立大と名城大=光医療工学拠点へ


名古屋市立大と名城大(同市天白区)は1日、学術交流に関する包括協定の締結に合意したと発表した。調印式を5日に行う。医療や工学分野で高い技術力を持つ両大学が連携し、2008年度をめどに、世界的にも珍しい光医療工学での最先端機能材料の開発拠点を形成したい考えだ。

名古屋市立大によると、同大は光医療で、名城大はナノ材料技術などの工学での評価が高いという。光治療は、投薬治療や切開治療に比べ、体全体へのダメージが少ないため、アトピー性皮膚炎などで活用されているが、さらなる発展にはナノ材料などの工学との連携が不可欠と判断した。

両大学は協定によって、ナノ材料・感光体材料や光治療研究などでの世界的な開発拠点をつくり、将来的には医工連携教育を担う連携大学院の設置を目指す。