『読売新聞』2008年1月13日付

信州大と明大協定
ものづくりへ産学連携充実 17日締結


信州大学と明治大学(東京)は17日、飯田下伊那地域を拠点としたものづくり分野での産学連携事業を充実させるための協定を締結する。すでに両大とも飯田市と協定を結んでおり、今回は大学同士の交流を強めるのが目的。

両大では協定後、他の理工系大学にも参加してもらい、研究成果を発表し合う技術交流会を定期的に実施したり、地元企業の技術相談、経営相談などにも協力して取り組んだりする。

飯田下伊那地域では、自動車・航空機関連産業の集積化に向けた動きが進む一方、産業振興や地域経済の活性化を目的とした産学官の連携も活発になっている。両大は、社会人向けに開設されている同市の市民大学「飯田産業技術大学」に教員を派遣している。

信大の白井汪芳(ひろふさ)・産学官連携推進本部長は「将来的には両大による連携大学院の実現も目指したい」と話している。