『愛媛新聞』2008年1月10日付

教員10人一斉退職 県立医療技術大


県立医療技術大学(伊予郡砥部町高尾田、池谷東彦学長、339人)で、学長や学部長を含む教員10人が3月末で退職する意向を示していることが9日までに分かった。教員(定数59人=欠員2人)の約6分の1が一斉に辞める異例の事態で、同大は11月からインターネットのホームページ(HP)や関係機関を通し、定年退職者や欠員補充を含む13人の教員を公募している。

同大によると、2007年8―12月に教授4人、准教授2人、講師3人、助手1人が相次ぎ退職願を提出し、教授会が逐次承認した。辞職理由はいずれも「一身上の都合」という。

同大は退職者の専門分野を明らかにしていないが、公募要領によると、募集人員は看護学科系が12人を占め、このうち母性看護では教授、准教授、講師の計4人を募集している。締め切りは1月末。