『山形新聞』2008年1月9日付

日本電子と包括連携協定 山形大理学部、組織的に交流


山形大理学部は8日、大手理科学機器メーカーの日本電子(東京都昭島市、原田嘉晏社長)と、包括連携協定を結んだことを明らかにした。

同学部の研究と、同社の電子顕微鏡を中心にした技術力を交流させ、ナノテクノロジー分野の教育などの発展を図るのが狙い。協力内容は▽相互が有する知的資源、人的資源、物的資源の利用−など。同学部によると、具体的には、同学部のサイエンスセミナーで同社の社員が客員教授として講義するほか、学生のインターンシップの受け入れなど、組織的な交流を想定している。

同社の役員の1人が同学部の卒業生で、昨年、同窓会を開いた際に連携協定の話が持ち上がったという。県内には、グループ社の山形クリエイティブ(山形市)と、その天童工場があり、実際の交流は県内が中心となる。調印式は先月27日、東京で行われた。