『日本経済新聞』2007年12月31日付

国立大交付金、「成果主義」配分を検討・財務省


財務省は文部科学省と国立大学向け補助金である運営費交付金の配分ルールを大幅に見直す方向で年明け早々から調整に入る。大学間の競争を通じて学力向上を促す方法を探る。配分の大半を学生の定員や教員数に委ねる現行方式を改め、「成果主義」を導入できるかどうかが焦点になる。

24日に決めた2008年度予算政府案では運営費交付金の計上額は1兆1813億円。今年度当初予算比で1.9%減らした。この減少分は退職者減に伴うコスト削減にすぎない。