時事通信配信記事 2007年12月26日付 「学長選投票用紙にすり替え」=教員ら、窃盗などで告発−高知大 高知大学の学長選考で、教職員らによる投票済み用紙の振り替えが行われたとして、同大の教員ら14人が26日、被疑者不詳のまま、窃盗などの疑いで高知地検に告発状を提出した。国立大学法人の学長選をめぐる刑事告発は全国で初めてという。 告発状によると、学長選考の対象は現職の相良祐輔学長と高橋正征教授の2人。10月5日に投開票された学内意向投票で、高橋教授は419票、相良学長は378票と確定した。 ところが、職員が同日夕、投票箱が保管された秘書室の金庫をチェックしたところ、高橋教授に投票した用紙に、相良学長への投票用紙が混入しているのに気付き、再集計した結果、両者の票差は41票から1票に縮まった。 告発した14人は、何者かが不正に投票用紙をすり替えた疑いがあるとしている。 |