『日本経済新聞』2007年12月26日付 日本セラミック、MEMS研究開発拠点を鳥取市に新設 日本セラミックは25日、砂粒大の微細な電子・機械システム「MEMS(メムス)」に関する研究開発拠点「日セラ先進技術開発研究所」を鳥取市に新設すると発表した。製品や部品の小型軽量化の進展でMEMS市場の拡大が見込めると判断、センサー開発で培った微細加工技術を生かして本格参入を目指す。投資額は約25億円。 本社に隣接する新津ノ井工業団地に4877平方メートルの敷地を確保、来年6月に着工し、12月の稼働を目指す。土地やクリーンルームに約10億円、設備に約15億円を投じる予定。2―3年後をメドに10人程度の採用を計画している。 研究所ではMEMSの研究実績がある鳥取大学と共同研究するほか、鳥取大に寄付講座を設ける方針。日セラと鳥取大などは、MEMS技術を使ったデジタルカメラの手ぶれ防止に使う超小型ジャイロセンサーの共同開発も進めている。 |