『秋田魁新報』2007年12月26日付 国立大の教員就職率、秋田大が最低 採用枠の狭さ影響 全国に48ある国立の教員養成大学・学部を今春卒業した人の教員就職率(9月末時点)で、秋田大の37・9%が最も低かったことが、文部科学省の調査で分かった。低い方から13番目だった前年の47・6%を9・7ポイント、全国平均の56・9%を19・0ポイントそれぞれ下回った。少子化や学校統合によって教員定数が減り、年々狭き門となっている本県の教員採用枠が影響している。 同大の今年3月の教員養成課程卒業者は前年と同じ103人で、教員就職者は県内外合わせて前年比10人減の39人だった。このうち正規採用は24人、臨時任用は15人。正規は前年より2人増えたが、臨時は12人減った。教員以外への就職率は39・8%、大学院などへの進学率は14・6%、未就職率は7・8%だった。 最近の教員就職率を見ると、15年は55・0%だったが、その後は40・0%、44・3%、47・6%と40%台で推移。今年初めて30%台に落ちた。 |