共同通信配信記事 2007年12月15日付

教員就職率57%に上昇
国立教員養成大の卒業者


全国に48ある国立の教員養成大学・学部を今春卒業した人の教員就職率は9月末時点で、前年比0・7ポイント増の56・9%だったことが14日、文部科学省の調査で分かった。

教員就職率は1979年の78・4%をピークに下降を続けたが、99年に最低の32・0%を記録して以降は上昇傾向に転じている。文科省は「正規採用数が伸びて全体の数字を押し上げている」とみている。

調査によると、今春の卒業者は昨年より132人多い1万131人。教員になったのは前年比152人増の5768人。うち正規採用は3182人(前年比203人増)、臨時採用が2586人(同51人減)だった。

教員以外への就職は2072人、進学者と未就職者は計2291人だった。(共同通信)