『北海道新聞』2007年12月14日付

室工大と武蔵工大 包括協定を締結


室蘭工大(松岡健一学長)と武蔵工大(中村英夫学長)は十三日、東京都内の武蔵工大世田谷キャンパスで、水素エネルギーの共同研究推進を柱とした包括連携協定を締結した。

鉄鋼所など副産物として水素を排出する地元企業が多く、産官学で研究を進めている室蘭工大と、水素エンジンを搭載した自動車実験を三十年以上続けている武蔵工大が、連携して相互の強みを生かす。共同研究のほか、研究者、学生の交流や研究集会などを行う。

同日の調印式で、松岡学長は「武蔵工大の技術力を借り、環境に優しいまちづくりに貢献したい」と話し、中村学長は「水素自動車の実用化まであと少し。重工業都市である室蘭を舞台に実現させたい」と応じた。