『東奥日報』2007年12月11日付

弘大に教職員対象の24時間保育園


弘前大学(遠藤正彦学長)は二〇〇八年四月、学内の教職員を対象に、二十四時間利用できる保育園を開設する。子育てと仕事の両立支援の一環で、運営は民間委託する。医学部の医師や看護スタッフに限らず全教職員を対象にした二十四時間体制の学内保育園は、弘前大によると、全国の国立大学法人(旧国立大)で初めて。

弘前大は、働きやすい環境づくりを進めるため、昨年十月に全教職員と大学院生を対象にアンケートを実施した。その結果、保育園を希望する声が多かったという。これを受け、勤務時間が不規則な医師や看護師らにも対応できる形態にしようと検討してきた。

計画中の学内保育園は、基本保育が午前七時半−午後六時半、夜間保育が同−翌午前七時半で、原則二十四時間で運営。年末年始を除いて毎日開設する。利用対象は、学内の教職員が原則で、大学院生も応募することができる。定員は、一時保育も含めて四十人とする方向だ。

場所は、弘前市本町の医学部付属病院内の、看護学校の寮だったスペースを改装して設ける。運営は民間委託し、保育料は弘前市内の保育所と同程度で検討している。