『読売新聞』2007年12月7日付 東京農大と北見工業大が協定締結(北海道) 東京農業大学と北見工業大学は、共同で教育や研究の充実を目指す「包括連携協定」を結んだ。それぞれの大学の強みを併せ持つ学科の新設などを検討するという。 協定は4日に東京の東農大の世田谷キャンパスで締結された。東農大生物産業学部(網走市)と北見工大は18年前から、網走管内の他大学とともに協定を目指してきた経緯があり、2003年度には両大学で単位互換制度を始めている。今回の協定は相互の得意分野を生かして大学の魅力を高め、学生を確保する狙いもある。 協定に基づき、具体的には<1>東農大が開いている講義「オホーツク学」に北見工大の工学的な視点を取り入れ、両大の学生が受講できるようにする<2>両大学の教職課程を学生が互いに受講できる仕組みをつくり、取得可能な教員免許(東農大は農業、理科、公民・社会、北見工大は工業)を共通化する――などが検討されている。 東農大の黒瀧秀久オホーツク実学センター長は「協定でそれぞれの持ち味を生かし、地域により根ざした大学に成長したい」と話している。 |