『北海道新聞』2007年12月4日付 障害者雇用 北大が法定数不足32人 国立大でワースト2位 北海道労働局は、道内の企業や自治体などに一年以上雇用されている障害者の雇用状況(六月一日現在)をまとめた。北大は、法定雇用人数の七十七人を三十二人下回り、不足数が全国の国立大学法人のうち大阪大に続き二番目に多かった。障害者雇用が義務付けられる従業員五十六人以上の道内企業二千四百八十三社と自治体、国立大学法人を対象に調べた。道内で雇用されている障害者数は昨年より三百三十六人多い七千四百十九人。 国立大など特殊法人の法定雇用率は2・1%。北大は労働者数三千七百七人のうち、障害者数は四十五人で1・21%だった。札医大も法定数より十四人少ない二人だった。道内国立大の平均は1・3%で、法定率を大きく下回った。民間企業は1・7%と法定率(1・8%)を九年連続で下回ったが、全国平均の1・55%を上回った。自治体のうち道や市町村は2・4%と法定率(2・1%)を上回ったが、教育委員会は1・56%と法定率の2%に届かなかった。 |