『琉球新報』2007年 12月3日付 琉大が観光産業科学部を新設 国立大法人で初 琉球大学(岩政輝男学長)観光産業科学部の新設が3日、文部科学省に認可された。来年4月に開設される。同学部は法文学部から分離する産業経営学科と観光科学科の2学科で構成。入学定員は観光科学科60人、産業経営学科昼間主コース60人、同夜間主コース20人。 国立大学法人で観光系学部が設置されるのは初めて。同学部では沖縄の地域特性を生かし、沖縄における観光振興への貢献とアジア太平洋地域における観光人材育成の拠点形成を目指す。 観光産業科学部は、国際感覚と外国語運用能力を併せ持った人材を育成するため、英語による授業を多く実施、アジア太平洋諸国の留学生受け入れを促進する。情報教育の充実も図る。 ハワイ大学とのビデオ会議システムによる遠隔授業を活用し、観光分野に関する最新の情報を英語で学ぶとともに、インターネットを通して観光学や経営学についてのハワイ大との情報共有、単位互換を推進することなどに取り組む。ビジネス英語関係科目、情報演習、キャリア開発演習、インターンシップ(就業体験)などを必修科目とし、学生のキャリア開発指導に力を入れる。 |