共同通信配信記事 2007年11月28日付

27%が「期待以上の成果」 21世紀COEプログラム


文部科学省は28日、世界最高水準の研究拠点づくりを支援する施策「21世紀COEプログラム」で、第1回の2002年度に採択、5年の事業期間が終了した50大学の113件について事後評価の結果を公表、27%に当たる15大学の31件を最高評価の「期待以上の成果があった」とした。

同プログラムは、採択された大学などが5年計画で進め、その間、国が1件当たり年間約1000万−5億円の予算を重点配分する。同プログラム委員会(江崎玲於奈委員長)による事後評価は初めて。

最高評価を学校別でみると、京大が「先端生命科学の融合相互作用による拠点形成」など5件で最多。国立が12校、25件だったのに対し、私立は慶応大など3校、6件だった。5つの分野別では「化学、材料科学」の9件が最多だった。

2番目の評価となる「期待どおりの成果があった」は68件で、全体の60%。3番目の「目的はある程度達成された」は14件。