『毎日新聞』2007年11月27日付

鳴門教育大:高橋学長、再任 /徳島


鳴門教育大学は26日、高橋啓(はじめ)学長(69)の任期満了(08年3月末)に伴う次期学長の選考会議を開き、高橋学長を再任した。来年4月1日付で文部科学省が正式に発令する。任期は来年4月からの2年間。

会見した高橋学長は「国立大学法人化という激動の時期に、とにかく道に迷わないようかじ取りをしてきた」と1期目を振り返り、「これからは教育大学としてのステータスを上げ、この激動の時代をいかに乗り切れるかが課題だ」と語った。

具体的な目標としては、▽教員採用率の向上▽大学院の定員(300人)確保▽来春設置を予定している教職大学院の充実――などを掲げた。

高橋学長は神山町出身。1963年、広島大学大学院文学研究科修士課程修了。高校教諭などを経て、90年に鳴門教育大教授に就任。同大が法人化した04年4月、学長に就任した。【加藤明子】