『北海道新聞』2007年11月21日付 室工大と札医大 包括協定に調印 医療機器の共同開発を狙いとする室蘭工業大(松岡健一学長)と札幌医科大(今井浩三学長)の包括連携協定の調印式が二十日、札医大で行われた。 両大学の協定は《1》大学院での単位互換《2》共同研究《3》共同市民講座などの地域貢献−が柱。とりわけ共同研究によるリハビリ機器の改良や開発、高機能型義手の開発に力を注ぐ考えで、開発機器を札医大病院のほか、室蘭市立病院で活用することも視野に入れる。 教育分野でも連携を深め、将来的には大学院に医療工学などの共通コースを設置したいという。 調印式で室工大の松岡学長は「医学と工学の接点は多く、この連携がもたらす効果は大きい」と強調し、札医大の今井学長も「地域医療に還元できる成果を出していければ」と話した。 |