『西日本新聞』2007年11月16日付 鹿児島大学が「憲章」を制定 教育など5項目 鹿児島大(吉田浩己学長)は15日、大学の今後の在り方を示す「憲章」を制定した。前文で「地理的特性と教育的伝統を踏まえ、地域とともに社会の発展に貢献する総合大学を目指す」と明記。吉田学長は「少子化による学生の減少や交付金の削減など大学を取り巻く環境は厳しさを増すが、これまで以上に地域に貢献できる大学にしたい」と話した。 同大は、独立行政法人化に伴って中期の目標や計画を設定するために2003年に基本理念を制定。この理念を分かりやすくしたのが「憲章」で、開学記念日のこの日、制定した。 憲章は前文や教育、研究など5項目でできており(1)地域の特性を生かした進取の気風養成(2)21世紀を先導する研究者の育成(3)南九州を中心とする地域社会の発展と活性化に貢献‐などテーマ別に目標を掲げている。同大は憲章を基に、10年度から6年間の第2次中期目標などの策定に近く着手する。 |