『北海道新聞』2007年11月8日付 室工大 華中科技大と12日に協定 留学促進、共同研究も 室蘭工大(松岡健一学長)は十二日、中国湖北省武漢市の華中科技大学と学術交流協定を締結する。華中科技大は学部、大学院生合わせて約五万六千人の理工系のマンモス校。中国の大学との協定は四校目、海外は十九校目となるが、これまでで最も大規模な大学との協定となる。 華中科技大は、理学や機械、材料科学など二十一学部を擁し、室工大国際交流センターによると「研究レベルなど中国でトップ5に入る名門大学」という。協定により、学生の交換留学を進めるほか、共同研究のテーマも今後検討していく。同センターの酒井哲也教授は「室工大の航空宇宙の研究などに興味を持ってもらえるのでは」と話す。 十二日は、華中科技大の担当者が室工大を訪問し協定書を交換、航空宇宙関連の研究施設なども視察する。室工大では優秀な留学生の確保に力を入れており、日本への留学を希望する学生が多いという中国の大学との協定を今後も拡大していく考えだ。(徳永仁) |