『日本海新聞』2007年10月31日付 大学ネット構築へ 5カ国12大学協議会結成に合意 北東アジア地方政府サミットの関連事業として二十九日から鳥取市尚徳町の県民文化会館で始まった「北東アジア地域大学教授協議会」は三十日、五カ国の十二大学が協議会の正式結成に合意し、北東アジア各国の地域発展を目指す大学間ネットワークが新たな一歩を踏み出した。 協議会には韓国江原道、中国吉林省、ロシア沿海地方、モンゴル中央県の九大学と県内の鳥取大学、鳥取環境大学、鳥取短期大学が参加。大学間ネットワークの形成を宣言する結成宣言に、各大学の代表者が署名した。 結成宣言文では、環境と資源、観光と交流など重点的に取り組む五領域を挙げ、研究教育の相互連携の推進を掲げている。 鳥取大学の能勢隆之学長は「地方大学の存在意義を世界に示すことができる」として、乾燥地緑化や赤潮など鳥取県が力を入れている研究について、ネットワークを活用したさらなる発展に意欲を示した。 来年もサミットと併せて、ロシア・ウラジオストクで開催される予定。 |