『富山新聞』2007年10月30日付 富山大人間発達科学部がインドネシアの大学と提携 互いに日本語教育で実績 富大人間発達科学部は二十九日までに、インドネシアのウダナヤ大とビナ・ヌサンタラ大の文学部と学部間交流協定を締結した。両大学とも日本語教育で実績があり、富大と教員、学生の相互派遣を進める方針である。 ウダナヤ大はバリにある国立大で、文学部はインドネシア語、バリ語、英語、日本語、考古学、歴史学、人類学の七学科で構成される。九月に佐藤幸男人間発達科学部長が同大を訪問、イ・ワヤン・アルディカ学部長と調印式に臨んだ。 ビナ・ヌサンタラ大はジャカルタにある私大で、文学部には英語、日本語、中国語があり、今月十六日にワヤ・スルヤ・ウィロト副学長が富大を訪れ、交流協定書に調印した。 両大学との交流は、野平慎二准教授がユネスコアジア文化センターの支援を受けて進めるプログラムがきっかけとなっている。二〇〇五、〇六年に両大と富大の学生が行き来し、国際貢献や語学教育などの分野で連携を進めている。佐藤学部長は「来年二月にも学生がインドネシアを訪問する予定で、教員、学生の相互交流を深めたい」と期待している。 |