『中日新聞』2007年10月9日付

<記者のつぶやき>


旧事業団の衛星だけでなく、旧宇宙研の科学衛星や探査機も過渡期といえる。三機関統合など同じ事情に加え、これまで主に打ち上げを担ってきたM5ロケットが廃止。代わる新しい固体ロケットが開発中のためだ。さらに宇宙基本法ができ、安全保障や産業振興が強調されると、科学目的の宇宙にいっそうの逆風が吹く可能性がある。

いずれにしても宇宙が研究開発、科学技術という以上は目指すのは「世界一」「世界初」だけでいい。