『大分合同新聞』2007年10月15日付

昨年度の大分大 全体的に好評価 国立大法人委員会


大分大学は、国立大学法人評価委員会から二〇〇六年度の事業評価を受けた。

四つある評価項目のうち、「財務内容の改善」など三項目は五段階評価の上から二番目「順調に進んでいる」。残る「業務運営の改善、効率化」は三番目の「おおむね順調」で、大学院博士課程の定員充足率が基準の85%に1・7%届かなかった点が勘案された。全体では、部門会議制などを導入して意思決定のスピードを早めた会議運営体制が良い評価だった。

国立大学は〇四年度の法人化に伴い、それぞれ六年間の中期目標・中期計画を策定。毎年、進ちょく状況の評価を受けており、最終的な評価は運営費交付金の配分額に反映される。

羽野忠学長は「今回の評価は、ほぼ満足できる結果。今後も地域の拠点大学の責務を果たせるよう取り組んでいく」としている。