『京都新聞』2007年10月13日付 産学連携深めたい 船井電機が施設寄贈、京大桂キャンパス 京都大桂キャンパス(京都市西京区)の講堂「船井哲良記念講堂」と産学や地域との連携を深める「船井交流センター」の2棟が完成し、12日、関係者に公開された。 講堂と交流センターは桂キャンパスの中心部に隣接しており、ともに鉄筋コンクリート造3階建て。電機メーカーの船井電機(大阪府大東市)の船井哲良社長が「日本の学術研究の発展や、産業競争力の強化に貢献したい」と寄贈した。 講堂は、京都大では最大規模の500席で、国際会議やシンポジウムのほか、音楽会や演劇にも利用できる。交流センターには、産学連携の研究スペースや、子ども向けの実験室「ジュニアラボ」、フィットネスマシンなどを備えた「トレーニングルーム」、体育館などを備えた。 2棟とも学生、教職員のほか、地域住民にも利用できるよう検討しており、今月は、落語会やピアノコンサートも予定されている。西川清一副学長は「学術や産学協同、地域交流の場として、長く愛される建物にしたい」と話している。 |