『朝日新聞』2007年10月12日付 会計検査院の指摘放置 5国立大病院 給食の随意契約 五つの国立大学付属病院が、99年度の会計検査院の決算検査で見直しを求められていた患者への給食業務での随意契約を、現在も続けていることが11日、わかった。5病院はいずれも、今後一般競争入札などに切り替えるとしている。 5病院は東京医科歯科、千葉、東京、岡山、広島の各大学病院。いずれも随意契約の相手は各病院内に事務所がある財団法人で、大学職員のOBが役員を務めているケースもあった。 中でも悪質だったのが東京医科歯科大。同大は給食のほか、財団法人にベッドメークや白衣の洗濯などの業務を委託している。しかし、この財団法人は、給食以外の業務でマージンを取り、実際の業務は別会社に再委託していた。 |