『新潟日報』2007年10月5日付

長岡市と3大学・高専が協定


長岡市は4日、地元の長岡技術科学大、長岡造形大、長岡大、長岡工業高等専門学校と包括連携協定を締結した。各教育機関の専門知識を、まちづくりや人材育成に生かすことが狙い。

同市役所で開かれた調印式には、同市の森民夫市長と長岡技科大の小島陽学長、長岡造形大の鎌田豊成学長、長岡大の原陽一郎学長、長岡高専の高田孝次校長が出席。森市長は「特色を持つ3大学、1高専が協定を締結することは意義深い。さまざまな連携を期待している」とあいさつした。

同市ではこれまで各大学、高専と震災復興などで連携。包括協定の締結で協力体制をさらに明確にする。また2007年度中に市長と学長、校長が出席する懇談会と懇談会の意見を実務担当者が協議し、事業などに生かす連携推進協議会の発足を目指す。

森市長は「懇談会で企業誘致や地域活性化について自由に話ができればと思う」と期待。小島学長は「今後、社会貢献は大学の大きな課題。市民の子弟を受け入れ、市内に就職できる方策などを考えたい」と話した。