『北海道新聞』2007年10月4日付 樽商大と道薬科大 11日に連携協定調印 文・理融合 共同研究を推進 【小樽】小樽商科大(秋山義昭学長)と北海道薬科大(大和田栄治学長)は、包括連携協定を十一日に締結することを決めた。国立と私立の枠を超え、単科大同士が補い合うことで幅広い研究や人材を育成する。 《1》相互の教員派遣や教育施設の利用《2》文系、理系の両分野を合わせた文理融合型共同研究の実施《3》共同の市民講座開催−などが主な柱。小樽商大は、道薬科大が設置予定の「薬局経営学」(仮称)に教授陣を派遣し、経営感覚の優れた薬剤師の育成を手がける。小樽商大の学生も道薬科大が実施する薬剤師の職能体験などを通じて視野を広げる。 両学長が十一日に小樽商大で協定に調印。皮切りに、両大共催の市民講座を十三、二十の両日、小樽市中心部の商大駅前プラザ「ゆめぽーと」で開く。 小樽商大の山本真樹夫副学長は「同じ小樽にある大学が効果的に連携し、地域に貢献していきたい」と話している。 |