『日本経済新聞』2007年10月1日付

経団連、首相に8項目の政策要望


日本経団連の御手洗冨士夫会長は1日、首相官邸で福田康夫首相と会談し、社会保障と歳出入を一体にした改革など八項目の政策課題への取り組みを新政権に要望した。御手洗会長は「要望のポイントは今日の所信表明に織り込まれていた」と新政権の政策姿勢を評価。福田首相も前向きな態度を示した。

要望は生産性の向上、道州制による分権改革、大学改革の推進、子育て支援策の強化、環境対策としてのポスト京都議定書の枠組み作りなど。安倍政権の発足時にまとめたものとほぼ同じ内容だが、社会保障と歳出入改革については項目をあえて同じにして、一体的な取り組みを求めている。