『毎日新聞』北海道版2007年9月28日付 業務提携:ノース財団と室蘭工大、産学連携目的に協定 産学間の連携を目的に道内企業が出資するノーステック財団(南山英雄理事長)と室蘭工大(松岡健一学長)は27日、企業と同大の情報交換や同大の研究内容を事業化する上での業務提携の協定を結んだ。 同財団によると、今後は、室蘭工大の研究内容と企業のニーズを同財団がコーディネートし、企業の新事業に結びつけたり、行政機関などの研究助成金を同財団が調査して大学側に情報提供するなどの協力関係を強めていくという。 同日の記者会見で、南山理事長は「北海道はものづくり産業の発展によって自立できる経済構造を作っていかなくては。両者の持つノウハウを結合し、地域の発展のため戦略的に行動していきたい」と意気込みを語った。松岡学長は「研究開発基盤の強化を地域の活性化につなげたい。関連企業との共同研究などへの支援をお願いしたい」と期待を述べた。【木村光則】 |