共同通信配信記事 2007年9月18日付 9月入学さらに「自由化」 原則廃し大学が独自設定 文部科学省は18日、留学生や帰国子女受け入れに有利な9月入学の導入を促進して大学の国際競争力を強化するため、4月としている入学時期の原則を撤廃し、各大学の判断で自由に設定できるようにする方針を決めた。年内にも学校教育法の施行規則を改正する。 政府の教育再生会議報告や「骨太の方針」で、9月入学推進が提言されたのを受けた措置。 現行施行規則は、大学の学年を「4月1日に始まり、3月31日に終わる」のを原則とする一方、「学年の途中でも学期区分に従い入学、卒業させることができる」として学期の変わり目に合わせた入学、卒業も可能としている。 文科省は入学時期の自由化をさらに進めるため「学年の始期、終期は学長が定めることとする」と規則を改正、大学の判断に委ねることで9月入学を促進させる考えだ。 |