時事通信配信記事 2007年9月13日付 ●新内閣に存続申し入れへ=教育再生会議 政府の教育再生会議の合同分科会が首相官邸で12日開かれたが、会議設置を主導した安倍晋三首相が辞意を表明したことで次回以降の日程が決まらず、当面休止する見通しとなった。会合後の記者会見で池田守男座長代理は「何としても継続させていただきたい」とした上で、新内閣発足後に会議存続を申し入れる考えを示した。 会合は2時間の予定だったが、急きょ1時間に短縮し、具体的な議論にも入れなかった。 会見で山谷えり子首相補佐官は「辞任を聞き、どんな言葉で自分の気持ちを表現したらいいか見つからない」とした上で、「教育再生は動きだし成果も次々と上がっている。教育再生は国民の願いで最重要課題に変わりない」と強調した。 一方、渡辺美樹委員は記者団に「中断以外の何ものでもない」と語ったほか、「再生会議はここから本番だったので大変残念。次の首相にもこの組織を続けていただきたい」と訴えた。 白石真澄委員によると、山谷首相補佐官は委員らに対し、同会議の再開の見通しについて「今後の内閣の判断」と説明したという。 |