時事通信配信記事 2007年8月24日付

沖縄・北部振興費を計上=18.3%増を予算要求−内閣府


内閣府は24日、沖縄振興に関する2008年度予算の概算要求をまとめた。総額は今年度当初比18.3%増の3125億100万円。米軍普天間飛行場移設に伴う北部振興事業は例年通り100億円を要求した。09年度からのキャンパス供用開始を控え、施設整備がピークとなる沖縄科学技術大学院大学関連は、同78.7%増の155億9700万円を計上した。

北部振興事業は移設先の変更に伴って06年5月の閣議でいったん廃止が決まった。しかし、同年8月、事業存続を強く求める沖縄県と政府などとの移設協議会で「移設協議が円滑に進む状況」に限って継続されることになった。年末の予算編成の際に08年度も実施するかどうか最終的に判断する。