『京都新聞』2007年8月21日付

京大工学研究科の教育活動支援
京の経済界、組織発足


京都大工学研究科の教育活動を経済界が支援する組織「京大工学桂会」が20日発足し、設立総会が京都市西京区の京大桂キャンパスで開かれた。

専門だけでなく、幅広い知識を身に付けた人材育成を目指し企業が協力する。約50社が参加し、大学院での教養教育を担う「知のひらめき講座」やインターンシップ(就業体験)、産官学連携国際交流、公開講座など5つの部会を設ける。

設立総会には約50人が出席し、会長に堀場厚・堀場製作所社長、副会長に立石義雄・オムロン会長、柏原康夫・京都銀行頭取らを選んだ。

堀場会長は「日本の博士や修士は欧米と比べて海外での活躍が十分でないと感じてきた。バランスが取れ、リーダーシップを発揮する人材が求められており、企業側も協力していきたい」と話した。