『北國新聞』2007年8月16日付

大学法人化へ本格議論 金沢美大 20日に運営諮問会議


金沢美大は二十日に開く運営諮問会議で公立大学法人への移行を想定した場合の効果と 制度運用のあり方について本格的な議論を開始する。同日の会合を含め三回の議論を重ね 、十一月ごろに山出保市長に答申する。

諮問会議は秋元雄史金沢21世紀美術館長、林勇二郎金大学長ら有識者八人で構成され る。

会議では教育や財務に関する大学中期計画の設定、第三者評価機関の設置による大学の 透明性向上をはじめ、外部人材起用による各セクションの効率性の確保、大学理事長の人 事権拡大による専門性強化など、大学法人化の効果について協議する。

金沢美大の大学法人化をめぐっては、金沢市は年度内に方針を打ち出す方向である。