時事通信配信記事 2007年8月6日付

●「特色ある大学教育支援プログラム」に52件


大学・短大の優れた教育実践に予算を重点配分する「特色ある大学教育支援プログラム」の2007年度分として52件が採択され、審査に当たった同プログラム実施委員会(事務局・大学基準協会)が6日、文部科学省に報告した。

応募は331件で、採択率は過去最高の15.7%。今回が最終年度だが、同省は「有意義な事業であり、何らかの形で継続させたい」(大学振興課)としている。

採択されたのは国立大15校、公立大4校、私立大21校、公私立短大計12校。2〜3年間にわたり、最高で毎年1600万円が補助される。

同協会によると、大企業を退職した団塊世代の優秀な技術者を教官に招き、実験実習を行っている大阪電気通信大(大阪府寝屋川市)や、エリザベト音楽大(広島市)が開発した初歩の子どもから大学以上まで14段階の「音楽家の耳」トレーニング法などが、ユニークな取り組みとして高評価を得たという。