共同通信配信記事 2007年8月2日付

先端技術136件を選定 地域の産学連携で経産省


経済産業省は2日、地域の大学と企業が連携した技術開発を支援するプロジェクトとして、今年は136件を選んだと発表した。先端的な技術を育てて、地域産業の創出につなげるのが狙い。

医薬品や医療技術、自動車部品や半導体などの製造技術に関連した案件が多いのが特徴。地域別では中部地方が24件で最も多く、関東22件、近畿18件、北海道16件と続く。

大学と地元企業が共同体をつくり、大学側が生み出した新技術を、経産省の委託研究として2年かけて実用化する。ほかに、企業だけではリスクが高い技術開発には国が費用の半額を補助する。予算は昨年の継続分も含めて約152億円。