『中日新聞』2007年7月11日付

信大が中小公庫と協定 産学連携を推進へ


信州大(松本市)と中小企業金融公庫(中小公庫)松本支店は十日、地域の産学連携の推進と、県内企業の技術向上を目的に協定を締結した。同大の金融機関との協定締結は五例目。同大で調印式があり、信大の白井汪芳理事と中小公庫松本支店の山口博澄支店長が協定書を交わした。 (中津芳子)

中小公庫松本支店は、県内の約七百社に融資しており、融資総額は約八百億円。各企業からニーズを吸い上げ、大学の研究分野と適合させる役割を担う。信大に対して経営面での支援もする。

信大は、教授らが無料で企業の相談に応じるほか、研究技術の提供や、人材交流などで新しい産業の創出や製品の実用化に結びつける。

窓口は信大産学官地域連携課=電0263(37)3041、中小公庫松本支店=電0263(33)0300。