『中日新聞』2007年6月23日付

三重大と鈴鹿医療大が協定 医療技術者養成で補い合う


三重大(津市)と鈴鹿医療科学大(鈴鹿市)が二十二日、包括的連携の協定を交わした。

三重大は、すでに和歌山大や県内七市町、九企業などと、こうした協定を締結しているが、私大と結ぶのは初めて。鈴鹿医療科学大は、初の協定となる。

鈴鹿市岸岡町の鈴鹿医療科学大であった調印式では、三重大の豊田長康学長と、鈴鹿医療科学大の作野史朗学長が、協定書に署名。豊田学長は「国立大学法人と私立大が包括的に連携するのは珍しく、三重発で『国私連携』のモデルケースにしたい」と意欲を示した。

医療技術者を養成する鈴鹿医科学大は来春、県内初の薬学部設置を目指し、三重大医学部などと互いに補い合う関係にあり、今後、両大学で具体的な連携内容を詰めることにしている。

 (酒井直樹)